不織布やプラスチックフィルムに有効成分と基剤の混合物を薄く延ばして成型された製剤で、皮膚に適用して、皮膚表面の患部または皮膚を通して局所患部へ有効成分を到達させます。
一般に、パップ剤とテープ剤に分類され、パップ剤は水を含む基剤を用いる鎮痛消炎貼付剤であり、テープ剤は水を含まない基剤を用いる鎮痛消炎貼付剤でプラスター剤及び硬膏剤等も含まれます。

パップ剤(粘着シート一体型)
湿布は汗をかく部位やよく動かす関節などの部位に貼ると動きによっては剥がれやすくなる特徴があります。そこで膏体と粘着シートが一体となっており、剥がれにくく関節部に貼りやすい湿布が当社オリジナルの粘着シート一体型の湿布です。
パップ剤
一般的に湿布と言われているもので、水分の含有量が多い膏体であるため保湿効果があり、テープ剤と比べて粘着性が低いため剥がすときの痛みが抑えられます(当社製品比)。
テープ剤(天然ゴム系)
天然ゴムを主な基剤としており古くからテープ剤に用いられてきた剤型です。
水分の含有量が少なく、粘着性、密着性が高く剥がれにくいため、肘や膝などの関節部分への使用がより適しています。
テープ剤(合成ゴム系)
SIS(スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマー)を主とする合成ゴム系は温度変化に強く耐久性があり、柔軟性が高く体の曲がりやすい部分や関節部位にもしっかりフィットします。
